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ある日のエイブルコンピュータの出来事

草刈り

エイブルコンピュータは、石川の森づくり活動に参加している。石川の森林育成のために、年に2回春と秋に下草刈りにボランティアとして参加している。まだ大きくない木の周りの草を刈って、日光が木に多くあたる様にするのが目的だ。

草刈りの日の朝は早い。出発前は出陣前の戦士気分だ。血が騒ぐ。

現地に着くと、目前に広がるのは手つかずの鬱蒼とした草むらだ。茂みに足を踏み入れ、青々と育った胸に達する程の草を掻き分け、草を刈る。苦手な虫も、この日ばかりは気にならない。

雑草を薙ぎ、つるを断ち。ただ、ひたすら筋肉が軋むのをなだめ、汗だくになりながら、息が上がるのも無視して。ただ、ひたすら茂みの果てを目指し。

そして、振り返れば、平坦な地面が現れる。

若木の周囲の雑草はきれいに刈られ、すくすくと育つ準備は整った。一陣の風が吹き、熱を冷ます。 見渡せば、家族ぐるみで子供づれの参加も多く小さい子がお父さんに教えられながら、あるいは、虫と戯れながら。よもぎ餅とお茶のご褒美が配布され、気がつけばみんながいい顔をしている。

その時、何を感じるだろうか。

続いていく。来年もその次も、次の世代も。

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